
1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!
今週木・金と2日間、会社で研修を受けていました。その中で講師の方が『1分間マネジャー』という本を紹介されていました。なんでも研修で紹介している方法と似たようなマネジメントの手法で、前職のときに実践されていたのがこの本だとか。
2日ぶっ続けの研修と1週間の疲労で集中力が完全に切れたので、仕事を速めに切り上げて帰りがけに立ち寄った会社の下の書店で、ばったり他部署のマネージャにお会いし、しばし立ち話をしていました。なんでも年間300冊くらい読むとか。相当の読書量です。
『お勧めの本ありませんか?』という問いに対して、ちょうど目の前ににあった『1分間マネージャ』を指差し、『この本よいですよー』との事。
なんという偶然。
早速買い求め、そのままタリーズに直行し、それほどページ数のないこともあり携帯片手にメモをtwitterに流し込みながら1時間程で読了しました。
以下、『1分間マネジャー』メモ。
・『有能なマネジャーとは、自分自身を管理し、またいっしょに働く人々をも管理し、それによって、組織も、そこで働く人々も、彼がいるという存在そのものが利益になっていることである』
・『気分のよい部下は、よい成果を生む。』
・『1分間の目標設定』 重要な成果の80%は20%自分の目標の20%から上がる 目標設定はその20%についてだけしかやらない
・『部下が潜在力を十分にに発揮するように力を貸せ。部下が仕事をうまくやっているところを見つけろ。』
・『一分間の賞賛法』
・『一分間の叱責』 間違いを犯したすぐ後。間違いを正確に具体的に教える。責めるのは行動。一貫性
・『私が費やす最良の時間は、部下に投じる時間である』
・『目標が行動を促し、成果が行動を持続させる。』

1分間マネジャー実践法―人を活かし成果を上げる現場学
『1分間マネジャー[実践法]』メモ。
そして今日、髪を切りに行くついでに寄ったBookoffで『1分間マネジャー』の続編をみつけたので早速買い求め読みました。こちらもtwitterにメモをとりながら1時間程度で読了。読みやすいです。
・良い成果を生む部下は、よい気分でいる
・たいていの会社では、いつも最新流行のマネジメントの考え方を追い求めることのみに憂き身をやつし、たった今、マネジャーたちに教えたばかりの考え方を徹底させることをしない。
・ABC法 : 活性化策 (Activators)、実践行動(実績) (Behavior)、事後方策(Consequences)
・A:部下に対して一定の目標達成や行動を期待する前の段階でマネジャーが打つべき方策
・B:部下が言ったりおこなったりする行動・活動
・C:部下が目標を達成したり、達成しようと努力した後にマネジャーがおこなうこと
・KISS法 : Keep It Short and Simple / Keep It Simple, Stupid
・マネジメントのABC – A: マネジャーが行動の前に行うこと(1分間目標設定) B :業務遂行のための行動 C:マネジャーが実践行動の後に行うこと(1分間称賛法、1分間叱責法) Plan Do Checkに相当
・<叱責>が有効であるのは、優績者に対しててだけ。否定的フィードバックを与えた後に称賛で終わらせることができるから。
・部下の能力に問題がある場合は目標設定に戻る<訓練の問題>。部下のやる気に問題がある場合は叱責する<態度の問題>
・肯定的な事後方策だけが将来にわたっての申し分の無い実践行動や実績を促す
・叱責は称賛で締めくくれ、そうすれば部下は相手の行いではなく、自分の行いについて考え始める
・PRICE方式 - P:明確化(Pinpoint)、R:記録(Record)、I:参画(Involve)、C:教育的指導(Coach)、E:評価(Evaluate)
・Pinpoint – 測定可能な明確な目標設定
・Record -目標に対する実践行動を記録
・Involve – フィードバックを与え、実践行動、実績に対する評価を自分で考えさせる
・Coach - 部下の監督は必要とされるときにだけ、きめ細やかに実施。部下の実践行動が望ましい水準へ改善されるにつれ、フィードバックの時間を縮小する。
・Evaluation - 実践行動の進み具合を調べ、今後打つべき手立てを決める
部下に申し分のない実践行動が見られるようになったからといって、終わりではない。それは旅の途中であって目的地ではない。
会社の帰りに、あおい書店@六本木で購入して、電車の中+駅前のマックで一気に読みました。

仕事するのにオフィスはいらない
ノートPC、スマートフォン、”クラウド”化したツール等を使いこなすことによって、”オフィス”という枠にとらわれない知的生産活動が可能になっていて、実際にそのようなワーキングスタイルをとり働いている人の事例が紹介されています。本書の中盤では、著者が普段使っている各種ツールおよび使用方法が記載されていてノマドワーキングの手引き的なところがあります。以下、読書メモ
・『ノマド』という働き方:インターネット+スマートフォン+クラウド化したツール群等を使いこなして”オフィス”や”会社”から離れたワークスタイル
・『サードプレイス』 オフィスでも自宅でもない場所。 スタバやルノアールで仕事をしたり。
・会社に属さないノマドワーキングには自己管理が重要
・オンラインのコミュニケーションをスムーズにするため、オフラインで親睦を深めておくことも大切
・『アテンションコントロール』 集中力重要。集中力の『リズム』を把握することはもっと重要。
・隙間時間の有効活用にスマートフォンが便利。iphoneにはGoogle Readerをオフラインで閲覧できるアプリケーションがある。
・『情報の取得・整理』は集中力を要しないのでリラックスした時間に。『掘り下げ・連携』はアテンション。
・アテンションコントロールの技法。『仕事は中途半端なところで終わらせる』。再開するとき手をつけやすい。『作業中の調べものは後回し』。集中力を持続させよう。
・『ホモ・モーベンス(動民)』黒川紀章氏。『動くことが目的となっていくような新しい人間が生まれてきている』
・ドゥルーズ・ガタリの『リゾーム(根茎)』。
・ジャック・アタリ『21世紀の歴史』 -最後に、非常に克明しがたい希少性のあるものとは時間である-


FREE : The Future of a Radical Price
今Chris AndersonのFreeを読んでいます。
英語が”得意”といえるほどではないため、専門分野の論文や技術系以外の書籍では、凝った表現や知らない単語が多かったりと読むのに時間がかかって途中で投げ出してしまうことがあります。
この”Free”折れないでなんとか読み進められているポイントは、本を朗読している”オーディオブック”のMP3ファイルをipodに入れて、聞きながら同じところを目で追って読み進めているためです。
“Free”はオンライン版と各章が1ファイルのオーディオブックが無料で提供されています。
オーディオブックをペースメーカーとして、読み進めると
・集中して読むことができます
・意味のわからない単語等を読み飛ばし、どんどん先に進むことができます(そうしないと置いていかれるので)
・読み方のわからない単語があっても耳から入ってくるので、単語の読み方だけはわかります。
・聞き取れなかった発音を文字で確認することができます。
・各章の所要時間がMP3の残時間に対応しています。この章読むのにあと何分かかるのかの見積もりがたちます
このようなメリットがあります。
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Wired Magazine UK

Wired Magazine US
昨日のblog中で引用していたWired Magazineの記事ですが、wired.comでsearchしても見当たらなかったのでちょっと不思議に思っていたのですが、あっさりと疑問が解決しました。
先日買ったWired MagazineはUK版だったのです。。。
ABCの店頭に表紙の違うものがなぜか2冊あったの事には気づいていたのですが、片方は先月号ではないかと思い、新しそうなほうを選んで買ったのですが。まさかUK版だったとは知りませんでした。
Webを見るとUS/UKで結構違うようですね。
昨日の記事はwired.co.ukで見つけることができました。
下記リンクで全文読むことができます。
Free: An excerpt from Chris Anderson’s book


FREE : The Future of a Radical Price
ロングテールという概念を生み出したChris Andersonの新刊”FREE : THE FUTURE OF A RADICAL PRICE“が届きました。
wired magazineに載っていたChris Andersonの記事を読んで、amazonで注文しました。
Chris AndersonがChief editorを勤めるWired Magazineは面白そうな特集記事がのっているときに買っていたのですが、輸入をしていた”洋版”が倒産してからというもの店頭で見なくなってしまいました。が、先日ランチの帰りに六本木ABCに立ち寄ってみたところWired誌が入荷してるのを見つけ早速買ってきました。
その中に、先月あたりからBlog等で話題になっているChris AndersonのFree関連の記事が掲載されており、記事の見出しはこのような扇動的なフレーズが踊っていました。
FREE:
Knock-off handbags and pirated MP3s are not parasites – they’re tomorrow’s sales force. This is the new economy, where free is the optimal price point, argues Chirs Anderson in an extract from his new book
パチもんのハンドバッグや海賊版MP3は寄生しているわけではく、明日のセールスマン/販売員なのだ。 これは、”無料”が最適な価格というニューエコノミーであるとクリス・アンダーソンは彼の新書で述べている。
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分析力を武器とする企業 トーマス・H・ダベンポート, ジェーン・G・ハリス (著)
『分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学』 読了。
著者らは、組織としてデータ分析を徹底的に活用して競争に挑む企業を「分析力を武器とする企業」と定義して、前半ではDVDレンタルの「Netfilix」、ウォルマート、カジノを運営する「ハラーズ・エンターテイメント」等の企業の実施例を紹介しています。さらに後半には分析力を組織的に活用するために必要な組織戦略、人材、技術についての概略について論じでいます。
前半の事例紹介は楽しく読めたのですが、後半部分に関しては少々表面的で概論にとどまっているところが物足りなさを感じました。
3章のなかの「分析力は持続可能な競争優位となりうるか」という節で、データ分析力が競争優位な点を以下のように取り上げています。
まねされにくい
独創的である
応用可能である
ライバルをはるかにしのぐ
常に新しい
組織がそれぞれ異なるように、それぞれの状況に応じて必要な情報をデータ分析によって得るわけですから、上記の点が満たされるのは必然だと思います。
後半の論点は、「データ分析を行うためにはまずデータを収集する基盤が必要である。基盤を構築し、データ分析結果を戦略に取り入れ、実行するためにはマネジメントの理解が必要である」。大雑把にはこのような内容なのですが、各企業で蓄積することができる情報の種類は千差万別で、なおかつ抽出したい目的の情報も状況によってさまざまで、これといった定石は無いように思えます。そのあたりが後半、論点がぼんやりして、1歩引いているような印象を受ける理由でしょうか。
また、本書で述べられていますが、普段KKD(ドタカン、経験、度胸)のマネジメントしか見ていない組織にデータドリブンな意思決定を根付かせるのはとても大変です。しかしそれ以上に根幹をなすアナリストの養成が難しいと感じています。分析手法を道具として使いこなし、データの山からビジネス上必要な情報をより分けてゆく作業には、いわば職人的な経験が必要だと思います。座学で教えられることは多くないので、実際にケースを積み上げ、手でデータを書き分け体で覚えるしかないのではないかと感じていますが、良い教育方法はあるのでしょうか?
ともあれ、事例として紹介されている企業のデータ分析活用例は勉強になる点が多く、一読に値する本だと思います。
このようなテーマの本としては次に何を読むべきでしょうか?
お勧めがありましたらお教えください。
ワンダーマンの「売る広告」
読了。
ずいぶんボリュームのある本なので、買ってからしばらく未読本の山中にありましたが、やっと読み終えました。ダイレクトマーケティングという言葉を生んだ、レスター・ワンダーマン氏の自伝です。
雑誌の中に定期購読の申し込みはがきがついている形態の広告を、海外の雑誌でよく目にしますが、これをはじめたのがワンダーマン氏だそうです。このように現在も使用されているような方法が、その”発明”のエピソードとともに随所に書かれています。
インターネット広告の強みの1つが”広告効果が検証可能である”ということですが、その源流がワンダーマン氏が概念を作ったダイレクトマーケティングにあるということをこの本を読み初めて知りました。DM等を使ったキャンペーンで、ABテストを行い、反応率を比較し、良いCreativeを選択する。といったscientificなアプローチを取っており、効果に基づいたキャンペーンを大切にしていたという感じをうけます。
私自身、工学出身なのでこのあたりの流れは当たり前と感じてしまいますが、当時の広告業界で「実験計画」を立て、「検証」を行うという方法は一般的だったのでしょうか。
特に印象深かったのは、アメリカンエクスプレスのパポン氏が、ホテルのコンシェルジュ向けの講演の中で、「サービスビジネスは顧客を満足させることであり、満足した顧客は『君にまさかそんなことができるなんて思わなかった』という反応を返すだろう。」と語ったという話に対してワンダーマン氏は、「それでは不十分で、サービスは何を達成するのかだけでなく、何を提供するつもりなのかによっても評価されるべきだ。その顧客が満足したときには『君がまさかそんなことをやろうとするつもりだなんて思わなかった』と言うだろう。」という氏の”サービス”に対する考え方が現れているフレーズです。
このような本に出会う度に、まだまだ知らないことが沢山あり勉強が足りないと感じます。。。