Facebookの無効クリック対策
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Facebookの無効クリック対策について、TechCrunchが報じています。
ちょっと多いですが、引用します。
(略)
何人かのFacebook上の広告主たちが説明してくれたところによると、広告主たちは競合他社の広告をクリックして彼らの費用を高騰させ、ROIを低下させる。それをやられた広告主たちが嫌気がさして降りたら、料金が下がって残った者が得をする。
(中略)
そこで悪者は、いろんなプロフィールを持った何千ものニセのFacebookアカウントを作る。たいへんな作業のようだが、実は高度に自動化されている。ある広告主は、インドから2000のFacebookアカウントを作ってもらうために200ドル払ったと言っている。もう一人は、ユニークなメールアカウントを提供できればニセFacebookアカウントの作成費用は100につき10ドルだと言った。そうやって作ったアカウントに、ソフトウェアを使ってさまざまなプロフィール情報を入れ込む。アカウントの管理も、そのソフトウェアが行う。次に、詐欺師はこれらのアカウントからFacebookにログインして広告を表示させる。競合他社の広告があったら大当たり!、ソフトがそれをばんばんクリックする。ただしFaceookのルールでは、一人のユーザが一つの広告をクリックできるのは一日6回までだ。それらのクリックが、広告料金として課金される。やることは、アカウントを取って、広告を見て、上限までクリックすることだけだ。Facebookには、広告を見つけやすくするための仕組みすらある。”Ad Board”をクリックすると、そのユーザのページに載っている広告の一覧を見れるのだ(ぼくのは広告が15ある)。
AdSenseのように、クリックされることによってPublisherにインセンティブが発生するような広告でなくても、無効クリック対策が必要であることを示す事例ですね。これはFacebookに限らず発生しうることで、クリック課金型の広告を扱う上で考慮しなければならないケースでしょう。1つの広告を6クリック/dayまで課金対象としているという具体的な数字が出てきたことにおどろきです。こういう数字は秘匿されるべきだと思いますが。
Facebookが記事にしてもいいと言ったのは、同社が広告の上のクリックを集中的に監視していることと、クリックの仕方がふつうの人間の能力を超えているようなものは不良アカウントとして摘出していることだ。しかし、それらのアカウントを閉鎖する、とは言わなかった。ずっと監視を続けて、それらのクリック数は課金対象として計数しないようにする、それが利口なやり方だし、データを今後さらに集めるためにも得策だと言う。まあ、そうだね。
不正を働くmotivationは常に存在しており、不正・無効なクリックをゼロにすることは不可能でしょう。上記のように、不正なactivityを監視しつつ、課金対象から外して、酷いアカウントを停止していくという地味な方法しか取り得る方策がないというのが現状ですね。
インターネット広告が良くないとか、不正を働く輩が悪いとかではなく、仕組みとして無効クリックが発生してしまう構造になっているので、対策をしっかりとった上で、許容可能な範囲はどこなのか、という落としどころを見つけるのがポイントではないでしょうか。発生量の想定があれば、広告主の方も無効クリックを織り込んだpricingにするでしょうし。
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